世の中には4人、5人もしくはそれ以上の兄弟を育てる肝っ玉母さんがいます。
でも、そんな肝っ玉母さんだって第1子のときに不安がなかったわけではありません。
誰しも初めての経験には不安がつきもの。
今回はそんな初めての出産の不安を少しでも和らげるような不安解消法をご紹介します。
出産が怖い?不安の原因
自分が生まれたときの記憶があるなんて人は探してもなかなか見つからないでしょう。
初めての出産は誰しもが未知の世界。
不安を感じるのは当然のことです。
それでは、この不安の原因を少しでも解消するために、わたしの二度の出産経験を例に挙げながら具体的にみてみましょう。
出産に伴う痛みが怖い!
実はわたしが一番感じていた不安がこれでした。
とにかく痛みに弱いわたしは「鼻からスイカが出るほどの痛み」なんて言われる痛みが想像もつかず、どれだけの痛みがくるのかばかりが気になっていました。
なんなら検診のたびにある血液検査の注射でさえ毎回泣きたくなるくらいイヤだったほどです。
わたしは出産したあとに知ったのですが、一般的に出産の痛みといわれているのは、陣痛のことです。
出産時の痛みよりも、この陣痛が一番痛い、そう感じるのには理由がある!と二度の出産をしたわたしは思いました。
何故かというと陣痛時はまだ意識もはっきりしているので痛みを感じますが、出産時は痛みなんて感じてる余裕はない!!
とにかく必死なんです!!
痛みというよりも苦しい、というかもうとにかく必死!ですが、不思議なことに痛みは感覚的には覚えていないんです。
覚えていないからこそ、人は兄弟、姉妹を生むころが出来るんだなぁと実感させられます。
ここまで痛みに弱いわたしでも、二人目を出産するときには、余裕も生まれ、痛み(しんどさ)を逃しつつ、「生む」感覚を味わうことができました。
出産に伴う痛みは、差し迫った至上命題のために感じる余裕もなく、記憶にも残りにくい!
陣痛時の痛みの逃し方でおすすめするとしたら、ポジティブでいること。
一人目のときは「つらい」「痛い」という感情ばかりが先立ちましたが、
二人目のときは助産師さんとお話しながら、陣痛を逃すという方法をとりました。
助産師さんはプロですから、前向きで楽しいお話をしてくださいます。
陣痛はずっと続くものはありません。
陣痛の合間合間に誰かと明るい話をして気を紛らわすことは、話好きなわたしには精神的にも安定する良策でした。
ぜひつらいときこそ、自分がリラックス出来る方法を準備して臨んでください。
子育てへの不安
保育士として10年勤めていた知人曰く、どんなに慣れたようでも、子育てに対する不安はぬぐうことは出来ませんといっていました。
確かにそうかもしれません・・・。
何故なら、子どもが生まれたときから365日常に即応体制でお世話にあたらなくてはならないのですから。
ちょっと目を離せば命の危険があるかもしれない、そんなラハラな生活に不安のない人なんて果たしているのでしょうか。
母親学級でも、母乳やおむつの替え方よりももっと具体的な子どもの育て方を指導してほしい!
そんな風に思うほど未知でした。
でも、実際に育児を経験してみて
そんな指導は必要なかったんだな、、、といまは感じています。
子育てに正解はないのです。
同じように指導されても子どもはみな同じには育ちません。
母親だってまったく同じ母親はふたりといません。
そう、その親子その親子なりの育児があって良いのです。
これは間違い、あれが正しい、そんなことに振り回されず、自分なりに子どもに精一杯の愛情を注いで、自分も成長出来るような子どもとの育児生活が出来ればそれで良いのです。
子育ては親育て。
必要以上に不安に思わず、愛情を持って我が子としっかり向き合うこと、それが子育てでいちばん大切なことなのです。
出産、育児、準備が不安…
出産にも育児にも、いままで使ったことのないようなものを準備しなくてはなりません。
大きなお腹でお買い物をしたり、性別も分からない中、生まれてくる赤ちゃんのために必要なものを揃えなければなりません。
わたしは二人とも女の子だとは判明していましたが、
それでも黄色や白をメインにいろいろ揃えていた記憶があります。
臨月になってからの準備は、
いつなんどき何があるか分からないし、
大きなお腹で重いものを持つことは危険を伴います。
そのため、準備は産婦人科からお知らせがきたら早めに始めた方が良いでしょう。
準備するものはいろいろありますが、現代はネット通販も便利になっていますので、
ぜひ利用して無理のないお買い物を楽しんでくださいね。
また、ご主人やおばあちゃんなど、家族の協力が得られる場合は、積極的に手伝ってもらいましょう。
里帰りも出来ない、家族も頼れない、そんな場合は買い物代行タクシーや、国のサポートもありますのでご安心を。
家族には生まれる前から育児に参加さいてもらうことで、出産後の疲れているときに指示を出さなくてはならないことも減ります。
赤ちゃんのために必要なおむつなどもひとまずは最低限で大丈夫!
いまはネットで次の日には品物が届く時代です。
あまり不安に思わず、周りの手も存分に借りてくださいね。
初めての出産エピソード
出産は人それぞれ。
安産であっという間のスピード出産だった人から、何か月もの管理入院を経てやっと赤ちゃんとご対面出来た人まで様々です。
わたしも一人目と二人目ではまったく違った出産を経験させてもらいました。
特に一人目の時はコツも何も分からず、生まなきゃ終わらないから生むしかない!!といったある種、究極の状態に追い込まれました。
予定日前に針の穴くらいの小さな膜破裂により、
その穴から細菌が入るのが早いか、
生めるのが早いかという恐ろしいリスクのもと、3日間の管理入院。
促進剤やらバルーンやらといろいろな手を使い、なんとか生まれたときには体力気力ともに限界で、生まれた瞬間の助産師さんの「まぁ~パパにそっくり」という言葉に気が遠のきかけました。
ここまで必死に頑張ったわたしではなく、隣でうとうとしていた父に似てるのか、我が子よ!!と疲弊したものです。
そこまでの思いをしたにも関わらず、覚えているのは陣痛の痛みの逃がし方(ゴルフボールをお尻に敷く)や、出産中の笑えるエピソードや、長女に会えた感動ばかり…。
大変だった、そんな記憶は残りますが、それ以上の感動とやりきった感、そして必死すぎて痛みを感じる余裕はない、それがわたしの初めての出産でした。
ちなみに二人目のときは、助産師さんと陣痛の合間を縫って、楽しくお話しながら比較的安産でした。が、お隣の陣痛室からは初産の若い妊婦さんと、これまた若いご主人の大喧嘩の声が聞こえ、助産師さんとそちらの心配ばかりして自分の出産どころではない、というエピソード満載な出産でした。
安心して出産するためのおすすめ方法3選!
不安ばかりが頭をよぎることも多い出産ですが、せっかく人生で数少ない経験をするなら良い思い出にしたいですよね。
少しでも安心して出産できるアイディアをここに3つ集めてみました!
産院を選ぼう!
わたしがお世話になった産院を選んだ理由は、とてもフレンドリーで経験豊富な先生方、助産師さんの多い病院だからでした。
初めての出産は、知識も経験も最低限なため、不安に思うこともたくさんあると思います。
ですが、フォローしてくださる方はみなさんプロばかりなので、
自分が安心して身をお任せできる場所を
納得いくまで探してみるのが良いかもしれません。
経験者の話を聞こう!
周りのお友達や自分の母親など、出産経験者の話を聞く機会があれば積極的に参加してください。
前述したとおり、出産は人それぞれのエピソードがあります。
どれも自分には当てはまらないかもしれませんが、知識として知っておくことで自分が出産するときに気持ちが楽になることもあります。
出産、育児の先輩たちの話や育児のコツが聞けたら、きっと今後の子育てにも役立つことでしょう。
分かち合える仲間、相談できる仲間、場所を探しておこう!
出産は母親が一人で乗り切らねばならないもの、
現実的には確かにそうかもしれません。
でも、メンタル面で支えてくれる人がたくさんいるのも忘れてはいけません。
大変な妊娠期間を支えてくれた自分の両親や、ご主人、話を聞いてくれた友達。
仕事をフォローしてくれた仲間たち。産院のスタッフのみなさん。
たくさんの人の関わりのもと、わたしたちは母親になれるのです。
でも、
結局頑張るのは自分(妊婦さん)でしょ?
そうですね、それならば、出産前に一緒に頑張れる仲間を作りましょう。
マタニティヨガやマタニティクラスといった、妊婦さんが集まる場所があります。
もし同じ産院で予定日の近い妊婦さんが見つかれば、その後も長いお付き合いになるかもしれません。
妊娠中の不安や出産の心配など、
分かち合える仲間を探してみるのも、
マタニティ期間をポジティブに過ごせる良いアイディアです。
まとめ
今回は出産や子育ての不安の原因についてまとめてみました。
少しでも不安解消の糸口をつかんでもらたら幸いです。
我が子との対面を待ち望みながら、素敵なマタニティライフを楽しんでくださいね。