平常心とは???なんぞや

雑記

「普段と変わらない心、揺れ動くことのない心理状態」をさします。

自分が剣道部員だったころ、顧問の先生がよくこの「平常心」について

述べておられました。

「試合の時、あわてず騒がず、落ち着いた心で臨むことが大切だ。

それが平常心だ。試合が特別ななのではない。試合は日常生活の延長であり、

日常生活がしっかりしている人はいざという時に動じない。

だからこそ、常日ごろの生活のレベルを高めておくように

努めなければならない、日常の生活レベルが高い人ほど、平常心を発揮できる」

ということでした。

学生のころの話です。体育館でのみんなでの制作活動でした。

はじめ生徒たちはザックを体育館にきれいに並べてありましたが、活動終了後のザックは、残念な

がらかなり乱雑に置かれていました。休み時間に水筒や筆記用具を取り出した後、

ザックを整えなかったのが原因です。

ザックを整えることがそれほど手間がかかるとは思いません。

ものを取り出し、ふたを閉め、丁寧に立てかけるのに、

15秒もあればできるのでは、と思います。

ですが、「めんどうだ」とか、

「みんな(前の人)が整えていないから自分も整えなくてもいいだろう」とか、

「なんでわざわざ整えなくてはいけないんだ」という理由で、

スポンサードリンク

わずかな手間を惜しんだ人が多かったのだろうと思います。

また、それ以外にも居眠りや遅刻といったことを平気でする人もいます。

これらの人たちの共通していたのは、やはり「日常が弱い」ということです。

いざという時に力を発揮するためには、日常生活のさまざまなことに気を配り、

丁寧に、最善を尽くすことが大切だとおもいます。

幕末の思想家、”吉田松陰”はこのことを「至誠と尽くす」と言っています。

松陰は、「至誠をつらぬきなさい。至誠とは、普段やらなければいけないことを、

真剣に本気で、誠意を持ってやることだ。

朝起きたら玄関の掃除、にわとりへのえさやり、布団を上げて干す・・・

そういう何でもないようなことを真剣にやりなさい。

絶対に手を抜かないで、とにかく真剣にやりなさい。

そうしたら、いつか自分の進むべき道やあるべき生き方が見えてくる」と、

弟子に示しています。

あらためて、普段の自分自身の物事への取り組みや、

身の回りの整理整頓について、誠意持って丁寧に行えるよう

自分自身にもハッパかけていきたいと思う今日この頃です。

いかがでしたか?

少しでもみなさんの参考になれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました